紀平梨花は女王ザギトワに勝てるか。GPファイナル女子展望

成長した姿を見せた。さらに、フリーではミスをしっかり修正してトリプルアクセルを2本ともきれいに成功させる完璧な演技で154.72点。合計を今季世界2位の224.31点にして逆転優勝を果たした。
 技術が高くなればなるほど完璧な演技というのは難しくなるが、もしSPでフリーの単発のトリプルアクセルと同じ加点をもらえるジャンプができれば、転倒の減点はなくなり8点は加点されて、230点台にできる可能性は十分ある。
 五輪女王のザギトワは今季、ネーベルホルン杯でSP、フリーともにノーミスの演技で238.43点という高スコアを記録しており、一歩リードしているのは確かだ。それでも、GPシリーズ・フィンランド大会ではSP最初の3回転ルッツ+3回転ループが3回転+1回転になるミスをしており、フリーでも後半の3回転ルッツ+3回転ループがともに回転不足に。優勝はしたが合計215.29点に止まっている。また、ロステレコム杯では、SPこそノーミスで80.78点を獲得したが、フリーでは後半のジャンプ2本が回転不足になるなど取りこぼしがあり、合計は222.95点だった。
 昨季、ザギトワはフリーのすべてのジャンプを得点が1.1倍になる後半に入れていた。前半はスピンとステップをしっかり滑って、後半は攻めの構成で挑み、安定感もあった。だが今季は、最初に4回のジャンプを跳んでからスピンとコレオシークエンスを入れ、そのあとに3回転を跳んでからスピン、ステップ、スピンという構成になっている。

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