アトレティコはCL優勝の可能性十分。シメオネ采配が巧みすぎる

彼が昨シーズンから実質的にはベンチを温めるようになって退団の方向に傾いていたので、今シーズンになってそこがスッキリしたという部分はあると思います。
中山 たとえば4−0で大敗したドルトムント戦も、前半に不運な失点があって1−0で後半を迎えたアトレティコが、後半開始からロドリを投入して攻撃的に出たことがありました。結局、攻撃的に出たことによって後半に3失点してしまったわけですが、これまでのシメオネ采配からすれば、これはすごく大きな変化だと思うんです。
 そんななか、次にホームにドルトムントを迎えた試合ではアトレティコらしい試合をしてきっちり2−0で勝利できた。そういった戦い方の切り替えもできるようになったことを考えると、3シーズン前の失敗が生かされているというか、シメオネの持つ引き出しも明らかに増えていると見ていいのではないでしょうか。つまりそれは、守備一辺倒で勝ち上がりながら優勝トロフィーを手にすることはできなかったアトレティコの限界値を超えられるかもしれないという、ある種のシグナルのような気もします。
小澤 監督がチャレンジしているので、選手もそこに乗っかっている感じはしますね。それに、前回話題になったバイエルンやマドリーと違って、アトレティコはルマル、ロドリ、サンティアゴ・アリアスなど新陳代謝が大胆にできています。そこまで絶対的な選手がいなかったという部分はあったにせよ、ビトーロもケガから復帰しましたし、ニコラ・カリニッチもフィットし始めていますし、選手層は確実に厚くなっていますよね。

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