宇野昌磨にとって、過去2回より今年の全日本制覇が意義深い理由


 結局、3回転サルコウで着氷を乱して連続ジャンプは2回転トーループをつける形になり、SPは5位発進。「安全策を取ったけど、そのサルコウで失敗してしまった」と悔しそうな表情をしていた。
 そんな悔しい思いをしないために、今大会はフリーでも4回転フリップに挑戦し、しっかり降りた。3回転に抑えたサルコウと4回転トーループは着氷を乱したものの、その後はいつもの構成どおりにジャンプをしっかり跳ぶと、最後は3回転サルコウ+3回転トーループから変更した3回転ループをきっちり決め、スピンとステップはすべてレベル4にする滑り。187.04点を獲得して合計を289.10点にし、2位の橋大輔に50点近い差をつける圧勝で全日本3連覇を達成した。

フリーをやり切った表情で終えた

 今季はシーズンイン前から「責任を感じるようになった」と話していた宇野は、グランプリ(GP)ファイナルではこう話していた。
「去年までは『楽しもう』と言っていたような気がしますが、いずれ楽しめない時が来るし、楽しんでばかりじゃいけない時が来る。まだそんな年齢ではないかもしれないけど、いつかその時が来ると気づいたから、自分にプレッシャーをかけて、その中でもいい演技をしたいと思うようになった。
 それこそ羽生選手が毎回やっているように、プレッシャーに打ち勝ってすばらしい結果を残して、すばらしい選手になる。

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