「ドクトル・カズ」森ア和幸が振り返る名監督たちとの出会い

「ドクトル・カズ」森ア和幸が振り返る名監督たちとの出会い

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森ア和幸インタビュー@中編

 かつてミハイロ・ペトロヴィッチ監督(現・北海道コンサドーレ札幌監督)は、森ア和幸のことを「ドクトル(ドイツ語で博士の意)」と言い表した。それは、正確なパスで攻撃のリズムを作り出し、チームの方向性をも修正してしまう戦術眼にあった。森アのパスにより、チームは攻めるべきタイミングを理解し、攻めるべき形をも見極めていった。

 のちに森保一監督(現・日本代表監督)のもと、サンフレッチェ広島が3度のJ1優勝を成し遂げられたのも、けっして目立たないが、ピッチの指揮官と呼ばれる森アの功績が大きかった。

「ドクトル・カズ」はいかにして戦術眼やゲームコントロールを身につけていったのか――。そこには、ともにプレーした選手の影響があった。

「森ア和幸インタビュー@前編」はこちら>>>


森ア和幸はサンフレッチェというクラブの歴史そのものだ

―― 2002年からサンフレッチェを指揮した小野剛監督(現・FC今治監督)からの期待もあって、代名詞でもあるゲームコントロールであり、試合のリズムを作るプレーを心掛けるようになっていったのでしょうか?

森ア和幸(以下:森ア) 自分のなかでは、試合をコントロールしようとか、そういうプレーがやりたいと思ってきたわけではなかったんですよね。

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