挑戦してわかった。スーパーカブで時速200km出すのは超タイヘン

より精密な技術が要求される50ccでの記録に2019年大会で挑戦するため、2018年は比較的信頼性の高い125ccのマシンを使用して、このチャレンジに必要なあらゆるデータを集めることになったのだ。

 では、参戦初年度で見えてきた課題はどのようなものだったか? 2019年の大会で”世界最速”の達成に勝算はあるのか? SMCプロジェクトの代表で、ライダーも務めた近兼拓史氏に聞いてみた。

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──実際にマシンを製作し、ボンネビルに遠征してみてわかったことを教えてください。まずはエンジンから。

「NSX-01に搭載したのは、カブ系の125cc空冷4ストロークをベースに組み上げた、俗に言うスーパーヘッドエンジンです。チューニングは実績のあるデイトナさん、スペシャルパーツ武川さん両社の協力のもと、SOHC4バルブヘッド、乾式クラッチ、スーパーストリート5速ミッションなど、このチャレンジにベストと思われる仕様で組み上げました。これにミクニのダウンドラフト・キャブ、特注でつくった超高速用スプロケットなどを組み合わせて、直前のロサンゼルス・USヨシムラでのベンチテストでは200km/hオーバーも計測したのですが……」

──実際に走ってみると何か問題があったのでしょうか。

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