挑戦してわかった。スーパーカブで時速200km出すのは超タイヘン



「会場のボンネビル・ソルトフラッツ・インターナショナル・スピードウェイは、どこまでも続く干上がった塩湖の平原です。標高1200mにありながら夏場の最高気温は40度に迫り、湿度は10パーセント以下とカラッカラ。美しい夜明けに見とれていたら、まだ早朝なのに『あんたたち、早く日焼け止めを塗らないとヤケドするわよ』と現地ボランティアのおばちゃんに叱られるくらい現実離れしたところなんです。

 そのため、現地でのキャブレターのセッティングは難解をきわめました。高回転域での”息つき”に悩まされて、初日から最終日まで試行錯誤の繰り返し。夜明け頃の気温は13度でも、正午には38度に上昇している。『これだ!』と思ったセッティングがすぐに通用しなくなってしまい、過酷な気象条件には最後まで翻弄されましたね」

加工技術を駆使してフレームにエンジンをマウント



──車体のほうは、思ったとおりの仕上がりになりましたか。

「スーパーカブの鉄フレームでは重く、車高も高すぎるので、ホンダの歴代125ccロードレーサー中、最も車高が低いRS125N4のフレームをベースにしました。これにカブのエンジンや補機類を積めるようなマウントを製作し、頭を低く伏せられるようアルミ製ガソリンタンクの上面を5cm削っています。

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