挑戦してわかった。スーパーカブで時速200km出すのは超タイヘン

さらに前面投影面積を小さくするため、ハンドル位置を20cm下げ、切れ角をレギュレーションギリギリの20度までたたみ込みました。
 フロントフォークを突き出し、リアサスもカットして車高を限界ギリギリまで下げる。凸凹の激しい塩の路面で追従性を上げるためフロントブレーキを取り払い、ステムシャフトの材質をクロモリから超軽量のチタンに変更。これらの工程では、精密金属加工の高い技術を持つヒューテックさん、ヒルトップさんが腕をふるってくれました」


──NSX-01には、いかにもスピードチャレンジっぽいカウリングも装着されていますね。

「直線をひたすら約10マイル走って、そのうち1マイル区間の平均速度を計測するボンネビルのルールでは空力性能が重要になります。ところが今回、バイク関連のFRP(繊維強化プラスチック)業者にカウリング製作を打診しても、いい返事はもらえませんでした。そりゃそうですよね、手間のかかる一品モノを請け負っても、ビジネス的にはほとんどメリットがないですから。

 そんな苦境を救ってくれたのが、マリン業界です。ボートやヨットなどでオーダーメイドのFRP製作が得意なスペシャリストが興味を持ってくれて、設計はカドエンジニアリングさん、製作はマリノ・プロジェクトさんと多田化工さんがやってくれることになった。

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