「これぞ箱根の駆け引き」。青学大vs東洋大、両監督の戦略を分析した

区間賞は当然で、そこで後続を目いっぱい引き離すことが彼に課した役割でした」(酒井監督)
 青学大の1区は今季急成長した橋詰大慧(4年)で、東洋大は同区区間賞獲得の西山和弥(2年)。実績は西山が上だが、5000mと1万mのベストを見ると橋詰が上で勝負はどちらに転ぶかわからず、大差にはならないと予想された。実際、西山が六郷橋あたりから先に仕掛けて区間賞を獲得したが、橋詰も粘って6秒差の3位でつないだ。
 2区は東洋大の山本が中大の堀尾謙介(4年)と競り合って先頭を行く形になり、青学大の梶谷はじりじり突き放される展開に。結局、山本はラストで国士舘大のライモイ・ヴィンセント(1年)に首位を明け渡す思わぬ展開になったが、10位に落ちた青学大との差は59秒に広がっていた。
 しかし、青学大は当日変更で3区に入れた森田が爆走。区間記録を12秒更新する1時間01分26秒を出し、東洋大の吉川洋次(2年/区間2位)を抜いて7秒差をつけるすさまじい走り。ここまでは両監督の作戦が正面からぶつかり、競り合いが続いた。
 決着をつけたのは、4区の相澤だった。スタートして1.8kmで青学大の岩見に追いつくと、2.7km過ぎから前に出て、一気に引き離した。岩見は秋から調子を上げて、11月の世田谷ハーフで1時間03分13秒の自己新を出し、1万mでは青学大今季5位の28分49秒13を出していた。

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