「これぞ箱根の駆け引き」。青学大vs東洋大、両監督の戦略を分析した

原監督が4区終盤の上りにも対応できると踏んでの岩見の起用だったが、相澤が相手では荷が重かったのだろう。結局、岩見は区間15位。東洋大との差を3分30秒に広げられてしまった。
「私自身が4区の難しさ、大事さをもっと自分自身に圧をかけるべきだったと思います。岩見も普通にいけば当然走るだろうと思っていたが、やっぱり箱根には他とは違うプレッシャーがあるんだなと感じました。初駅伝の選手に負担をかけたのは私の責任」
 原監督は4区の岩見の起用をこう振り返った。ただ、4区終了時点ではまだ逆転の可能性はあると考えていただろう。青学大の5区は前回も5区を走った竹石尚人(3年)。前回は、脚に痙攣が起きた状態での区間5位だった。それだけに原監督は「今回はもっと走る」と自信を持っていた。
 ところが竹石の走りは重く、まったくペースが上がらない。駒大や国学院大、法大に抜かれるまさかの展開になり、前回より2分以上遅い1時間14分52秒で区間13位。東洋大だけではなく、東海大にも大きく差を広げられ、青学大の往路は東洋大と5分30秒差、東海大とは4分26秒差の6位という結果になった。
 原監督は、竹石の5区と小野田勇次(4年)の6区は早くから決めていたはず。その安心感が、これまで直前の選手の体調を見極め、戦略ミスがなかった原監督の目を狂わせたのかもしれない。
「4区と5区は私の誤算。

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