東海大史上最強。箱根駅伝「山コンビ」はいかにして誕生したのか

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東海大・駅伝戦記 第44回
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 東海大が初めて箱根駅伝を制覇した。
 レースまでのアプローチを変え、練習内容は長距離中心になり、コンディションづくりは選手の自主性に任せた。それが選手の責任感とやる気を生み、競技への意識も取り組み方も変わった。
 さらにレースでは、両角速(もろずみ・はやし)監督が重視した4区で館澤亨次(たてざわ・りょうじ/3年)が区間2位の走りで前を走っていた青学大をとらえて2位に上がったことなど……勝因はいくつも挙げられる。

東海大にとって鬼門だった5区で区間2位の走りを見せた西田壮志

 ただ区間配置で言えば、2区、5区、6区が早めに決まったことが大きい。とりわけ5区と6区の山上り、山下りの”特殊区間”は、箱根を制するために非常に重要になるのだが、これまで東海大はとくに5区が鬼門になっていた。
 そして今回、その5区に西田壮志(たけし/2年)が入り、6区のスペシャリスト・中島怜利(れいり/3年)と山のタッグを組んだ。ともに身長165センチに満たない小さなふたりが、とてつもなく大きな働きを見せたのである。
 今シーズン、西田は好調だった。3月の立川学生ハーフで3位、10月には1万mで28分58秒74の自己ベストを更新した。

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