東海大史上最強。箱根駅伝「山コンビ」はいかにして誕生したのか

その反省を生かし、今回は枕を持参し、昨年よりも寝ることができた。
 スタートラインでは気持ちが昂った。
「本当はスタートラインに立てていなかったかもしれなかったので……。それにタイム差はあったけど、いい感じで追える。気持ちが前回とはちょっと違いましたね」
 じつは、中島は数日前まで起用されるかどうか微妙な状態だったという。12月19日に東海大での記者会見があった2日後、突然左足くるぶし付近に痛みが走った。しばらくすると、歩くのもままならないほどの痛みになった。その時点で、最悪の場合を想定して、6区には絶好調の小松陽平(3年)を代打に送ることが決まった。
 その間、中島は治療を続け、ようやくなんとか走れる状態まで回復した。6区で走ることは決まったが、練習量を減らし、ジョグの距離も落として調整することになった。
「レース当日は足に不安がないわけではないですが、過去2回走っているし、コースはよくわかっているのでそれほど心配していなかったです。レースは、最初の5キロの上りをどれだけ速く行けるか。下りは今シーズン、5000mで13分台を2回出してスピードはついているので心配していませんでしたが、あとは最後の3キロでした。そこをうまくまとめることができれば、58分10秒台でいけると思っていました」
 最初の定点ポイントである芦之湯では、東洋大の今西が突っ込んだ走りを見せて14秒ほど差を広げられた。

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