ラウンド16へ突入するCL。グループステージを4名の達人が総括した


中山 同感ですね。ここまではっきりとした格差が生まれてしまった理由は、今シーズンから始まった新フォーマットの影響を否定できないと思います。もちろん組み合わせが決まった段階である程度は予想できたことですが、このフォーマットのなかではもう昨シーズンのベシクタシュやバーゼルのようなサプライズは起こりにくいでしょうね。
 このフォーマットは3シーズン続くわけですが、さらにUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)は先日の理事会で2021−22シーズン以降にチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)に次ぐ第3のカップ戦を新設することを承認しました。まだ具体的なフォーマットは発表されていませんが、おそらくELよりも裾野を広げて、小さなクラブ、小さなリーグのチームが参加できるような大会になると思います。
倉敷 新大会の創設はすでに承認されているんですね。
中山 はい。少し話がそれてしまいますが、ちょうどこの話が出る前に、ヨーロッパサッカー界で再びビッグクラブによる”スーパーリーグ構想”が話題になりました。人気チームだけでCLのプレミア化を進めればより収益が上がるのは間違いないので、ビッグクラブとしては現在のCLに不満があるわけです。とはいえ、UEFAとしては彼らが出て行ってしまえばCLが成立しなくなってしまう。そこでECA(ヨーロッパクラブ協会)とUEFAが話し合いをして、小さなクラブには新大会によって利益分配を図り、逆にCLは今以上にスーパーリーグ化させることで妥協点を見出したと思われます。

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