東海大・両角監督が語る「新シーズン強化計画と箱根連覇のキーマン」

ただ、経営者側は慎重に考え、苦渋の決断だったと思いますし、結果を残せなかった選手自身にも問題があるような気がします。慈善事業で企業スポーツをやっているわけではないですからね。選手は常に危ない橋の上にいることを意識し、競技者として自分の魅力を発揮していかないといけないと思いますね」
―― 今後、学生の就職にも影響してきそうですか。
「陸上をやっている学生は、走るのが得意なので、それで就職したいという気持ちが強いと思うんです。でも、本当にその想いだけでいいのか、ということですね。当然、永遠に走ることはできないので、セカンドキャリアを考えていかないといけない。その時に自分がどう対応できるのか。私は教員免許を取ることを積極的に学生に勧めていますが、そういうことも大事だなって思います」
 そして4月からの新シーズンで気になるのは、年間の強化プランである。昨年は、夏まではトラックでスピードを磨いた。夏合宿からは長距離、とりわけ全日本大学駅伝以降はレースに参加せず、合宿で距離を走り、選手のコンディションを整えていった。その新しい取り組みが、悲願の箱根駅伝初優勝に結びついたのだ。
―― 新シーズンも今回の成功例を踏襲していくのでしょうか。
「基本的にはそうです。今年も、秋の競技会への参加は考えずにやっていきます。そういう流れを崩してしまうと、逆の結果になる可能性がありますから。

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