錦織圭がグランドスラムを制覇するためにあと何が足りない?

今回のメルボルンを含めて、これまでもジョコビッチへの挑戦権を得るまでの過程で、錦織がエネルギーをほぼ使ってしまっていることは多かった。
 たとえば、2014年マスターズ1000・マイアミ大会では、準々決勝でロジャー・フェデラーを2時間8分におよんだ3セットで倒した後、続くジョコビッチとの準決勝を左股関節の炎症で棄権した。
 また、2018年USオープンでは、準々決勝でマリン・チリッチに4時間8分におよぶ5セットで勝利した後、準決勝でジョコビッチと対戦してストレートで敗れている。
「彼(ジョコビッチ)とやる時は、いつも満身創痍というか、いちばんきつい時に彼との対戦が来るので、なかなかタイミングも味方をしてくれないですけど……。フィジカルも強くなっているし、このままやっていけば、強くなっていけると思います」
 昨シーズン錦織は、右手首のケガから復帰し、強い体を手に入れて戦列復帰を果たしたが、フィジカルだけでなくメンタル面なども、ジョコビッチの域にはまだ達していない。そのことは錦織自身も認識している。
「体の強さはまだまだ必要だろうし、戦っていく気持ちと体力はもうちょっと必要なのかなと思います」
 全豪をベスト8で終えた錦織は、大会後の1月28日づけのATPランキングで7位に上昇する予定だ。開幕週のATPブリスベン大会で初優勝して最高のスタートを切って、全豪ベスト8もけっして悪い成績ではなく、2019年シーズンは上々の滑り出しと言える。

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