打つ手がなかった森保Jの限界。カタール戦で噴出した「采配のツケ」

守備的MFは塩谷がベンチに下がった後、柴崎岳(ヘタフェ)ひとりだったので、4−1−5(!)になる。堂安と武藤をインサイドハーフとしてみなせば4−3−3になるが、そう解釈するのは好意的というか、無理矢理な話だ。

 最後の最後になって、地味だった監督が突如、奇想天外な作戦に出たという印象である。奇想天外というより無茶苦茶と言ったほうがいい。非論理的な、とても日本代表をW杯でベスト8に導こうとする監督の采配には見えない。

 日本代表の選手のレベルは、だいたい把握している。こんなものだろうという線は見えている。彼らの世界的な評価は各クラブでのプレーをとおして明らかになっている。だが、監督にはそうした物差しがない。サンフレッチェ広島時代、Jリーグで3度優勝した実績が、世界的にどれほどのものなのか。

 アジアカップで、選手以上に注目されていたのは森保監督だった。しかし、見られているという自覚が、彼にはどれほどあっただろうか。
 アジアカップ準優勝。カタールに敗れた格好悪さは残るが、結果で評価するならば及第点だ。解任論には発展していかないだろう。

 さらに、2022年カタールW杯は、48カ国で本大会を開催する可能性が濃厚になっている。アジア枠が現行の4.5から、8.5に肥大化すれば、落選の心配はない。

関連記事(外部サイト)