ドゥンガらブラジルの名手が、アジア杯の日本に足りないと感じたもの

選手たちからは”勝たなくてはいけない”という重圧が感じられた。しかし、本来プレッシャーを感じなければいけないのはカタールのほうだったと思う。

 カタールは開催国UAEと微妙な関係にあるが、それでも同じ中東の国。ホームでプレーしているのも同じだし、次回のW杯の開催国でもある。彼らには勝利が求められていた。一方、日本はリラックスして、今までどおり自分たちのサッカーをしていればよかった。

 しかし試合の前に何かがあったのか、ピッチに降りた日本の選手たちは皆一様に自信のない様子だった。自信のない者は勝つことはできない。これはサッカーに限らず、すべてにおいての鉄則だ」
 日本サッカーはここ20年で目を見張るほど大きく前進した。しかし、サッカーの神髄にはいまだ到達していないように思える。巧みなテクニック、組織立った動き、戦術、こういったものは非常に大事だが、最後の最後に勝敗を決めるのはメンタルだ。Jリーグ発足当時から、私は個人的に日本サッカーを見続けてきたが、いまだに感じるのが、ジーコが何年も前に指摘した”マリーシア(狡猾さ)”の欠如だ。

 Jリーグで長くプレーしたビスマルクもその点を強く感じているようだ。

「日本の敗戦は残念だった。決勝の相手がカタールに決まった時、私は日本の5度目の優勝を確信した。

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