福田正博のアジアカップ総括。「森保Jには優勝以外の目的があった」

CBは相手にボールを奪われたらピンチを招くポジションなだけに、足元の技術、広い視野の確保、スピードなどを備えていないとできないことだ。
 冨安がさらに成長していくには、経験値を高めていくことが欠かせない。自分の予測を超える動きやスピードを持つ選手と数多く対峙し、守備の対応の引き出しを増やしていく。そのためには、現在プレーするベルギーから、さらに上のリーグへステップアップしていくことに期待したい。
 一方、日本代表の課題に目を向ければ、「大迫への依存」、「戦術的な幅」、「選手の自律と対応力」がある。
 大迫勇也(ブレーメン)の存在は、彼がいなければ日本代表の攻撃が機能しないほど大きい。日本代表には2列目にアジリティとスピード、技術力の高い選手がいて、彼らを活かせるかどうかはCFの力量にかかっていると言っても過言ではない。実際、カタール戦では相手に分析されて、大迫を抑えられてしまうと攻撃は機能しなかった。
 ポストプレーというと長身選手を思い浮かべるかもしれないが、大迫は182cm。高さと強さを備えているに越したことはないが、大切なのは体のサイズではなく、190cm以上の屈強なDFを相手にしてもボールをおさめる技術を備えているかどうかだ。
 ボールを失わず、起点になって時間をつくることで、2列目の選手が攻撃に加わることができ、相手DFを引きつけることで味方のスペースも作り出す。

関連記事(外部サイト)