同じシステムも持ち味は大違い。予測力の湘南が支配力の札幌を下す

同じシステムも持ち味は大違い。予測力の湘南が支配力の札幌を下す

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同じ形でも両者の狙いは違う。2019年J1リーグ開幕節のうち、最後にキックオフの笛が吹かれた「Shonan BMWスタジアム平塚」のピッチで、3−4−2−1のシステムを組んだ湘南ベルマーレとコンサドーレ札幌が対峙した。

 先にペースをつかんだのはアウェーに乗り込んできた札幌だ。

 指揮官に就任して2年目のシーズンを迎えた”ミシャ”ことミハイロ・ペトロビッチ監督のもと、「後ろから連動して崩していく練習をひたすらやっている」と主将の宮澤裕樹が話したとおり、スタートの並びこそ3バックながら、マイボールになると形は自在に変化。セントラルMFのひとり、深井一希が最終ラインに下がって配球役になると、左CBの福森晃斗が押し出されるように外の高い位置に張る。

 ウイングバックの菅大輝と縦に並んだ福森が「まずは相手のタテのズレを狙った」と振り返ったように、左のセカンドストライカーであるチャナティップを含めた3人のコンビネーションで、左サイドを攻略していった。
 
 実際、札幌は序盤の24分までに左サイドから再三チャンスを作ったが、FWジェイの2度のヘディングは湘南のGK秋元陽太にセーブされ、チャナティップの鋭いクロスは松田天馬のスライディングに阻止された。そのように優勢な時間帯にゴールが奪えないと、主導権は移ろうものだ。

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