【恩田社長の600日】Jリーグクラブの仕事はサッカーだけではない

FC岐阜・恩田社長の600日 〜Jリーグ地域クラブへの伝言〜
 第7回 「地域貢献活動」改め『ぎふ元気活動』こそがクラブの原点

 私が社長に就任した際、メディアに向かって「やるべきこと」として宣言したことが、ふたつありました。ひとつは、スタジアムをいっぱいにすること。そして、もうひとつは試合以外の『FC岐阜』の活動を知ってもらうことでした。

 試合以外の活動と言われても、ピンと来ない人も多いのではないでしょうか。しかし、よくよく考えてみれば、試合はホームで2週間に1回しかなく、それだけではFC岐阜が提供するものとしては不十分です。かく言う私も、クラブの中に入って初めて知ったことばかりでした。

 Jリーグのクラブは、クラブが拠点を置く地域において、地域を活性化させる活動をする使命を持っています。地域に生かされ、地域に愛されてこそ、クラブは存続できるのです。この活動は「地域貢献活動」と呼ばれていました。『FC岐阜』は私が社長に就任する以前、今西(和男)社長が在任されていた頃は、この活動の回数が他のチームと比べて、ずば抜けて多かったと聞いています。そんなクラブの姿勢に共感し、古くからクラブを支えてくれている人も少なくありません。

 私は社長就任前に、いわゆる「地域貢献活動」に同行させてもらいました。向かった先は、岐阜市内の高齢者向けの施設です。そこの利用者さんに対して、ボールを使って体操をしたり、ゲームをしたりという内容です。

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