長谷部誠と本田圭佑。タイ戦でハッキリ見えた日本の「修正ポイント」

 1−0で迎えた後半26分、タイの10番、ティーラシル・ダンダのシュートをGK西川周作がファインセーブで止めていなければ、まさかの大事件に発展していたかもしれない。ひと言でいえば、西川に救われた試合。よいか悪いかを問えば、悪い試合だったにもかかわらず、監督の機嫌は上々だった。

 タイでの試合後の記者会見では、若手に機会を与えたいとか、競争させたいとか、チーム内に競争原理が働いていることも力説したハリルホジッチ。

 だが、こちらにはそれが説得力のある言葉に聞こえてこなかった。

 競争原理が働いている場所は限られている。長谷部誠とコンビを組むもう1人の守備的MFと、4−2−3−1の3の左。この日のタイ戦ではCFも岡崎慎司ではなく浅野拓磨が起用されたが、せいぜいその程度だ。

 何より、競争原理を発生させる場所がズレている。そっちより先にこっちだと言いたくなる場所がある。ここにきてそれは鮮明になった。守備的MFなら競わせるべき対象は大島僚太と山口蛍ではなく、不動のスタメンでキャプテン、長谷部誠のほうだ。

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