3連勝のヴィッセル神戸。初の栄冠へ、カギを握るのは「元・問題児」

■Jリーグセカンドステージ
 逆転優勝を狙うキーマン(2) ヴィッセル神戸

 1stステージは勝ち点20にとどまり、12位と低迷したヴィッセル神戸だが、2ndステージは第10節を終えた段階ですでに19ポイントを獲得し、首位の川崎フロンターレに勝ち点3差の5位につけている。とりわけここ3試合は、FC東京、ガンバ大阪、浦和レッズと今季のACL出場組を次々に撃破し、3連勝中と波に乗る。残り7試合、逆転優勝の可能性を秘めた神戸の躍進の要因は、果たしてどこにあるのか――。

 1stステージからの最大の変化は、失点の数に見出せる。17試合で25失点だった1stステージから、2ndステージは10試合で10失点と、大幅に減少。FWペドロ・ジュニオール、FWレアンドロの強力2トップを擁し、本来は攻撃面に特長のあるチームだが、今の神戸のストロングポイントは、強度を高めた守備組織にあるのは間違いない。

 その一因となっているのは、新加入選手の存在だろう。神戸は2ndステージを前に、インテルナシオナルからMFニウトン、浦和からDF橋本和(わたる)を獲得。前者は攻撃の起点を担うセントラルMFで、後者は攻守にハードワークをいとわない左サイドバックだ。

 ニウトンは攻撃的なタイプのタレントだが、ボールが収まるために危険な失い方をせず、守備陣の負担を軽減している。また、ボランチでコンビを組むMF三原雅俊が守備に専念できるようになり、ミドルゾーンにおける攻守の役割分担がはっきりしてきたことも、守備力向上の要因となっている。

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