レイソルの若手を「ビシッと叱る」。大谷秀和の存在が戴冠へのカギ

■Jリーグセカンドステージ
 逆転優勝を狙うキーマン(3)柏レイソル

 J1リーグセカンドステージ第10節、柏レイソルは首位の川崎フロンターレに敵地で5−2と勝利している。これによって、順位は6位ながら、首位との勝ち点差はわずか3。セカンドステージ優勝の可能性が出てきた。GK中村航輔、DF中谷進之介がリオ五輪から戻り、ディエゴ・オリヴェイラ、クリスティアーノというブラジル人FWがゴール量産態勢に入りつつあるのは、追い風と言えるだろう。

 実はファーストステージも、柏は一時、優勝に手が届くところまで順位を上げていた。開幕2連敗後、2引き分け。監督が交代するなど混乱の極みに立たされたが、4月に入ると5勝1分けと反撃。第11節、「2位川崎フロンターレとの攻防戦を制したら勝ち点で並ぶ」というところまで来ていた。だが、この一戦に敗れると、戦いを立て直せず、失速していった。

 W杯最終予選により中断したセカンドステージ、残り7試合、柏は首位争いを続け、逆転優勝を成し遂げられるのか?

 キーマンを挙げるなら、生え抜きで主将であるMF大谷秀和(31歳)しかいないだろう。

 23歳で主将に指名された大谷は、柏の中心選手としてJリーグのあらゆるタイトルを獲ってきた。それゆえ、試合の勘どころを知っている。決して手を抜いてはいけない場面、我慢強く対処すべき時間、ずるがしこく振る舞う融通。1本の縦パスをどれだけ迅速かつ的確に前につけるかで、勝負が分かれることを肌で知り、しかも実践できる数少ないMFと言えるだろう。

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