ホークスOBが広島カープに贈る「優勝からCSまでの過ごし方」

 9月15日、カープが地元・広島に凱旋を果たした。広島駅には2000人を超すファンが詰めかけ、真っ赤な歓喜の熱が再び沸騰した。なんせ25年ぶりのリーグ優勝である。いつまでも喜びに浸っていたいと思うのが人情だろう。しかし、ふと現実に立ち返ったとき、ひとつの不安が押し寄せてくる。

「日本シリーズ、行けるんかね〜」

 次に見据えるのは、1984年以来となる32年ぶりの日本一だ。そのためには、当然ながら10月12日に開幕するクライマックスシリーズ(CS)ファイナルを勝ち抜かなければならない。

 これがじつに厄介なのである。カープは9月10日に圧倒的な強さでセ・リーグ制覇を成し遂げたため、CSファイナルまで約1カ月のブランクができてしまった。もちろん、ペナントレースはまだ残っているが、いわゆる消化試合のなかで、果たしてどこまで緊張感を維持できるのだろうか。

 かつてポストシーズンの壁に何度も苦杯をなめてきたのがホークスだった。パ・リーグは04年に「プレーオフ制度」(07年よりセ・リーグも実施されCSに改称)が導入されたが、ホークスはダイエー時代だったその年をはじめ、ソフトバンクとなってからも05年、10年と、計3シーズンもペナントレース1位ながら、ポストシーズンで敗れ日本シリーズ進出を逃している。11年に初めて突破するまで、CS(プレーオフを含む)で6度も敗退。ホークスにとっては、まさに"鬼門"だった。

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