本田圭佑は「我慢の日々」も、ミランは今季最初の危機を乗り切る

■オフィシャル誌編集長のミラン便り2016〜2017(4)

 話し合いと釈明と論争――ウディネーゼ戦でのふがいない試合態度をヴィンチェンツォ・モンテッラが叱責し、選手の謝罪にも「行動で示せ」と受け入れず、カルロス・バッカとは練習中に口論を始めた(この諍いは大げさに取り上げられすぎたきらいもあるが...)――嵐の吹き荒れた1週間の後、ミランはジェノヴァの地で自分を取り戻した。ミランはサンプドリアを0−1で破って勝利。この試合を皮切りにリーグ戦は10日間で3試合を戦うハードな期間に入ったが、まずは幸先のいいスタートとなった。

 7日前、ホームでウディネーゼに敗れたミランには、シーズン最初の危機が訪れた。敗戦直後のミラネッロでの練習では、モンテッラが選手たちを集め、あまりにも消極的なそのプレー態度は、「自分は好きではない」とバッサリと切って捨てた。

 そのおかげもあってか、今回のサンプドリア戦で、ミランはまた順調な歩みを取り戻した。モンテッラの叱責に選手たちは鋭く反応し、90分間誰もが気を抜くことなく、懸命にプレーをした。危険なシーンは何度もあったが、同じぐらいゴールチャンスも作り上げた。試合の内容からすると引き分けという結果が妥当だったかもしれないが、とにかくこの勝利は今シーズンのミランのターニングポイントになるのではないだろうか。いや、ターニングポイントにしなければならない。

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