若手中心にメンバーを固定し始めたミラン。本田圭佑の居場所は...

■オフィシャル誌編集長のミラン便り2016〜2017(5)

 先週半ばのラツィオ戦(2−0でミランが勝利)では後半の最後に出場した本田圭佑だったが、日曜のフィオレンティーナ戦ではまたも90分間ベンチだった。現在、本田がポジションを得るのに非常に苦労しているのは明らかだ。ヴィンチェンツォ・モンテッラはすでに固定した11人を手に入れており、そのチームはよく戦い、結果も出している。

 最も注目すべきはディフェンスに関するデータだ。この日曜はフィオレンティーナと彼らのホームで戦うという難しい試合だったが、0−0のスコアレスドローに持ち込むことができた。これでミランは3試合連続無失点である。昨シーズン、ミランの一番のウィークポイントは正確さに欠ける守備だっただけに、この記録は非常に喜ばしいものだ。

 これはDFの選手たちが頑張っているというだけでなく、MFもよく機能しているという証拠でもある。堅い守備をするにはMFの働きが必要不可欠だ。彼らが中盤でバランスを保ち、敵の攻撃にフィルターをかけ食い止めてこそ、DFが最大の力を発揮できるのだ。

 もう一つ興味深いデータは、この試合のスタメン11人中、実に6人が90年代生まれの若手選手だったということ。ジャンルイジ・ドンナルンマ17歳、ダビデ・カラブリア19歳、アレッシオ・ロマニョーリ21歳、マティア・デ・シリオ23歳、スソ22歳、ムバイ・ニアング21歳。つまりミランは未来に向けての投資を始めたということだ。伸びしろのある若手選手を使い、より成長させていくというのが、モンテッラが新たに着手したプロジェクトなのである。

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