「カープ爺や」安仁屋宗八OB会長が語る、広島リーグ優勝の喜び

 25年ぶりのリーグ優勝に沸く広島東洋カープ。独走Vの要因として、強力打線はもちろんのこと、前田健太投手の抜けた穴を感じさせない投手陣の踏ん張りも挙げられる。そこには、春季キャンプに臨時投手コーチとして参加した安仁屋宗八氏の貢献もあった。

 そこで、1968年には23勝を挙げた伝説のエースであり、広島カープOB会長でもある安仁屋氏に、カープ愛目線から見た緒方采配、マエケンロス、カープ女子、黒田博樹と新井貴浩のコンビなど、今季のカープをめぐるさまざまな事象について、マツダスタジアムで直撃してみた。

── OB会長、セ・リーグ優勝おめでとうございます!

「ありがとうございます。それにしても"ありがとう"って言葉はいいね! 何回言っても気持ちがいい。つい最近までは"すみません"ばかりだったんでね」

── なぜ今年、広島の臨時コーチを引き受けたのでしょうか。

「緒方監督から直接、声を掛けてもらいましてね。たまたま、それだけですよ。でも最初は、選手とコーチの距離感がなかなか掴めないのではと不安だった。僕は昔の野球しか知らないから今の選手の心はわからないし、あの当時の野球でいいのかなと。僕らの時代は先輩からもコーチからも叩かれてやってきましたから(笑)。

 僕は口下手だし、理論派でもない。どっちかと言うとコーチ時代(広島で投手コーチ、二軍監督を歴任)は手のほうが早かったかな (笑)。でも、鉄拳なんて出たら今はイカンじゃないですか。そういうのもあって臨時コーチを引き受けることは本当に悩んだ。猶予を1日もらい、何度も自問自答して決断に至ったんです」

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