清武弘嗣を襲う不運の連鎖。ナスリ中心のチームになったセビージャ

「立ち位置的にすごく厳しい」

 9月27日、サンチェス・ピスファンで行なわれたチャンピオンズリーグ対オリンピック・リヨン戦(1−0でセビージャが勝利)後、3試合連続不出場となった清武弘嗣は、自らの置かれている状況をこう語った。そして、10月1日のリーガ対アラベス戦(2−1でセビージャが勝利)では今季2度目の招集外。ホルヘ・サンパオリ監督のプランから外れた形となっている。

 開幕当初は試合に出ていたにもかかわらず、清武がメンバーから外れるようになったのは、一にも二にも夏の移籍市場最後に加入したサミル・ナスリの存在が大きい。攻守のバランスをしっかりとキープしながらゲームメークとラストパスが出せる中盤。日本人MFと同質のキャラクターを持つフランス人MFは、以前の輝きを取り戻すために選んだセビージャで、文字通りに王様として君臨するプレーを披露している。

 清武も出場3試合で1得点2アシストと結果を残しており、数字だけで言えばここまで1得点1アシストのナスリを上回っている。だが、セビージャの背番号10番は、いい意味でのわがままなプレーでチームメートにボールを自分に集めるように訴えかけ、チームはその要求を認めた。フランス人MFを中心としたサッカーが今、セビージャでは展開されている。

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