2年越しの代表への思い。齋藤学、ロシアW杯への挑戦が始まる

「4年後に"絶対の存在"になって戻ってきますよ。成長できた部分もあると思っています。自分のよさは仕掛けられるところだと思うので、そこをもっと伸ばしていきたいですね」

 2014年6月、ブラジルのクイアバ。日本代表が惨敗したブラジルW杯が終わった後、当時24歳だった彼はすでに先を見据えていた。切り札として23名のメンバーに入ったが、たったの1秒も出場機会を与えられていない。しかし、もどかしさを吐き出すよりも胸中に収め、前に進むための燃料にしようとしていた。

「目指すところが分かったんです。今はどれもこれも足りない。でも、少しずつよくなっているし、すべてうまくなりたい。守備も、テンポを作るパスも、ヘディングでのゴールだって......」

 湧き上がる大きな欲求が、小柄な男を突き動かしていた。

 ロシアW杯アジア最終予選、齋藤学はイラク戦、オーストラリア戦に向けたメンバーに選ばれている。武藤嘉紀、宇佐美貴史の2人がケガしたことによる追加招集だが、周囲の期待は大きい。直近のヴァンフォーレ甲府戦では2得点2アシストの活躍を見せた。今シーズンの齋藤には"変身した気配"が漂う。

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