吉田麻也が「新しいサッカー」と語るハリルホジッチ流に未来はあるか

■ハリルジャパンの完成度(2)
◆吉田麻也の判定=不明

 W杯アジア最終予選の第3戦、ホームで行なわれたイラク戦は、ロスタイムにMF山口蛍が劇的なゴールを決めて勝利(2−1)を得ることができた。

 だが、内容は? と言えば、多くの選手たちが「勝っただけの試合」と語るなど、チームが上向きになっている要素はほとんど見られなかった。

 9月から始まった最終予選は、「日本らしさ」や「日本のスタイル」が見えない中、不安定な試合が続いている。前回のブラジルW杯最終予選では、攻撃的なパスサッカーで危なげなく予選を突破した日本。その一員だったDF吉田麻也は、今のチームの現状をどう見ているのだろうか。

 イラク戦後、劇的な勝利を飾ったにもかかわらず、吉田の表情は非常に厳しかった。

「内容的には、改善すべき点がたくさんあります。セットプレーからの失点については、マイナス気味のクロスでマークにつくのが難しかったと思うし、別に誰かがマークを外したというわけでもないのですが......。う〜ん......、基本的にはもっと(相手の)セットプレーの数を減らさないといけないと思っています」

 イラク戦で最も警戒していたのは、相手のセットプレーだった。あらゆるパターンをスカウティングで確認していたが、それでも失点した。その原因をつかめていないのでは、吉田が頭を抱えるのも無理はない。

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