10戦連続スタメンの酒井宏樹が語る「マルセイユで感じていること」

 今季、ブンデスリーガのハノーファーから、リーグアン名門のマルセイユへ移籍を果たした酒井宏樹。8月の開幕から10試合連続で右サイドバックとして先発出場を果たしている。

 ドイツに比べてアフリカ系選手も多いフランスでは、よりフィジカルの強い相手との戦いが待っていた。

「まだ数カ月だし、新しい力がついたかどうかはわからないけれど。試合に出続けられているので、評価してもらっているんだとは思います。だけど、まだ1対1の場面で抜かれることも多いので、もっともっとうまく対応していかなくちゃいけない。間合いとか、仕掛けてくるタイミングが全然違うんですよ。そこは新鮮だし、楽しめています」 

 話を聞いたのは、山口蛍の劇的弾で勝利を飾ったイラク戦翌日の10月7日だった。酒井の話を聞きながら、彼がハノーファーへ移籍した直後にも「仕掛けてくるタイミングや間合いが全然違うんです」と言っていたことを思い出す。当時はとても小さな声だった。今のように「新鮮で楽しめている」という余裕はもちろんなかった。あれからハノーファーで重ねたキャリアが彼を成長させているのだと、あらためて感じられた。

 酒井はイラク戦でイエローカードをもらい、続くオーストラリア戦では出場停止が決まっていた。身体を張って、日本代表チームを守った証でもあったが、イラク戦での課題も少なくない。

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