「先発ならもっとできる」ザルツブルク南野拓実は不遇を打ち破れるか

 南野拓実はいま、我慢の時を迎えている。

 リオ五輪からザルツブルクに戻った南野は、直後の第5節マッタースブルク戦で先発フル出場を果たすと、1ゴールをマーク。第7節アドミラ・ヴァッカー戦でも、76分からの途中出場ながら2ゴールを決めた。五輪の影響もなく、ザルツブルクで3シーズン目の飛躍を見せ始めたかに思えた。

 しかしそれ以降、カップ戦で先発に名を連ねることはあるものの、リーグ戦では残り10〜30分からの途中出場が続き、結果も残せていない。先週末に行なわれたザンクト・ポルテン戦でも、ベンチ入りしながら出番はなかった。とりわけ上位陣との対決では出場機会を得られておらず、ポジションを争うヴァレンティーノ・ラザロとワンデルソンの後塵を拝している。南野は攻撃的MFの3番手に甘んじているのが現状だ。

 ラザロは18歳でフル代表に召集されたオーストリア期待の若手選手で、この夏加入したワンデルソンも昨季スペイン1部ヘタフェで20試合に出場しているアタッカーだ。両選手とも積極的なドリブルでの仕掛けが持ち味で、多少強引でも単独で状況を打開しようとする姿勢がオスカル・ガルシア監督に好まれている。

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