新システムで強いセビージャ。清武の扱いでサンパオリの戦略がわかる

 前節、アトレティコ・マドリードを破り、レアル・マドリードに次ぐ2位をキープと、好調を維持しているセビージャ。これまで結果と試合内容が伴わないというフラストレーションをメディア、サポーターに抱えさせていたホルヘ・サンパオリのチームだが、監督が細部までしっかり詰める練習を行なえる代表ウィークを2度過ごした現在、結果に内容が追いつこうとしている。

 開幕戦のエスパニョール戦(6−4)を除けば、セビージャは負けていてもおかしくない試合がいくつもあった。第2節のビジャレアル戦(0−0)は相手の決定力不足に助けられたものであり、ホームのラス・パルマス戦(2−1)とベティスとのセビージャダービー(1−0)は、間違いなく審判の判定に助けられていた。

 チリ代表での戦い方から、サンパオリのやりたいサッカーは伝わっていた。だが開幕直後は、そのサッカーをするために必要なチームの成熟度がなかった。メンバーやシステムが試合毎に変動していたのは、サンパオリが手応えを掴んでいなかったことの証明であり、チームには味方選手の動きが把握できていないという混乱があった。ただ、サンパオリにとって幸運だったのは、それでもチームが最低限の、いや、上々の結果を残していたことだ。

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