連続スタメンのエイバル乾貴士。積極プレーでファンの心を鷲づかみ

 今季リーグ戦無敗のビジャレアルをホームに迎えたエイバル。シーズン前から行なわれていたゴール裏のスタンド増設工事は終了したが、それでも収容人員7000人強の、バスク地方の小さな街の小さなスタジアムであることは変わらない。

 試合中、記者席の裏にあるスタンドからは、スペイン風サンドイッチにはさむロース肉が焼かれる、食欲を誘う匂いが漂っていた。記者席の前では、誰もが地元のチームを応援し、有利な判定をしない審判への野次を飛ばしたりしていたが、試合終盤の2得点で愛する地元チームが2対1と逆転勝利を飾ったことは、彼らの昼食に花を添えることになったに違いない。

 エスパニョール戦に続く先発出場を果たした乾貴士。今季ホーム初出場となった日本人MFには、89分にルベン・ペーニャと交代でピッチを去る際、スタンドから大きなオベーションが送られた。熱狂的なサポーターの集うゾーンから聞こえてくるドン・ドン・ドンという太鼓の三拍子の音は、日本人としてのひいき目からかもしれないが、「イ・ヌ・イ」とも「タ・カ・シ」とも聞こえるものだった。

「交代の時、拍手をしてもらった。あらためていいスタジアムだなと感じました。もっと活躍できるように頑張りたい」

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