清宮幸太郎に真っ向勝負。関東一・高橋晴との「全打席」レポート

 清宮幸太郎(早稲田実)とがっぷり四つで勝負する投手を、久しぶりに見たような気がした。

 外角のボールを見せておいて、内角ギリギリのストレートを2球続けて勝負する。そんな攻め方で清宮をノーヒットに抑えたのが、関東一のエース右腕・高橋晴(はる)だ。

 10月23日、秋季東京都大会3回戦で関東一は西東京屈指の強豪・東海大菅生を3対0で下した。強打線を相手に4安打完封勝利を挙げた高橋は試合後、準々決勝で対戦する早実についてこう語っている。

「清宮くんに対して意識はしますが、野球は全員でやるものなので。清宮くんだけに集中し過ぎないようにしたいです」

 高橋は身長185センチ、体重84キロの大型右腕。最速140キロ台前半のストレートは打者の手元で強さを感じる球質だ。関東一の米澤貴光監督は東海大菅生戦の試合後、高橋の成長について手応えを語っている。

「まだ本来の力ではなかったですが、うまく力をセーブしながら投げてくれました。春までは力んでしまうこともありましたが、成長したと思います」

 そして早実戦について聞かれると、こう答えた。

「清宮くんとは、バッテリー本人の気持ちを聞きながら、当然歩かせる場面もあるでしょうが、勝負したいですね。あれだけのバッターですから、勝負して、勝ちたいです」

 実は、清宮と高橋が対決するのは今秋が初めてではない。4月には練習試合で対戦し、清宮が2本のホームランを放っている。

「(打たれたのは)2本ともストレートでした。自分の真っすぐがどれだけ通用するか試したのですが......。でも、あれからストレートにも磨きをかけたので」(高橋)

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