衝撃の5連続三振。早実・清宮幸太郎に何が起きたのか?

「清宮くんは調子が悪いんじゃないですか?」

 そう言ったのは、関東一の米澤貴光監督だ。10月29日の秋季東京都大会準々決勝で早稲田実に敗れた関東一だが、早実の主砲・清宮幸太郎に対しては3打数0安打(2四死球)とヒットを許さなかった。これは清宮が高校に入学して以来、初めて経験する公式戦ノーヒットでもあった。

 その試合後、米澤監督に試合を振り返ってもらうなかで、冒頭のコメントが飛び出した。米澤監督はこう続けた。

「考え過ぎなのか何なのかはわかりませんが、体の反応を見る限り、いいときの状態ではないですよね」

 準決勝の国士舘戦では3打数1安打(1死球)。そして11月3日の決勝戦では、誰もが目を疑うような結果が待っていた。

 清宮は、日大三の左腕エース・櫻井周斗の前に5打席連続三振に倒れたのだ。

 試合は早実の1年生スラッガー・野村大樹のサヨナラ本塁打が飛び出し、早実が8対6とサヨナラ勝ち。来春のセンバツ出場をほぼ確実なものにした。試合後、テレビ局の場内インタビューに答えた清宮が「こんなに三振したの、初めてなんですけど......」と漏らすと、観衆から思わず笑い声が起きた。

 試合後、改めて清宮は自身の調子について語っている。

「正直、調子はずっと良くなくて......。でも、打てなくても落ち込むことなく切り替えて、チームメイトたちに声を掛けられたので。僕が三振してすぐの初球を野村が打ってくれたので、本当に......男だなと思います」

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