自力での自動J1昇格消滅。16戦負けなしの松本山雅に何が起きたのか

「今シーズン、(対戦して)一番強いチーム、なにもさせてもらえなかったチームは松本さんでした。だからこそ、今日の前半の出来、後半に押し込まれながら耐えられたこと。これを評価したいと思います」

 試合後の会見で、FC町田ゼルビアの相馬直樹監督は敵に賞賛を送っている。それは本心だろう。アウェーゲーム(5月22日)では、スコアこそ0−1だったものの、こてんぱんにやられていた。

 では、なぜ松本山雅は町田に敗れたのか?

 この日、町田に敗れ3位に転落した松本は、自力でのJ1自動昇格の道が途絶えている。

 11月12日、町田。松本山雅はいつもと様子が違っていた。16試合負けなし。「勝てばJ1昇格が決定か?」という陶酔が体を巡っていたのか。

「前半は(選手の心に)重圧、もしくは驕(おご)りがあって。それをコントロールできなかったのは私の責任」

 試合後の記者会見、松本山雅の反町康治監督は早口で言った。選手たちが、どこか浮き足立っていたのは間違いない。

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