165cmのスター二塁手にみる、菊池、山田がメジャーで活躍する条件

 メジャーリーガーというと、日本人よりも一回り体が大きい「パワープレーヤー集団」のイメージが強いが、そのような大型選手に負けず奮闘する選手がいる。ヒューストン・アストロズの二塁手、ベネズエラ出身のホセ・アルトゥーベ(26歳)だ。彼の身長はわずか165cm(77kg)。現在メジャーリーガーの中で最も小柄な選手である。

 日本のプロ野球選手、いや、高校野球の選手と比べてもアルトゥーベは小さい。しかし彼は、俊足で守備がうまいのはもちろん、イチロー以来となる3年連続200安打を達成し、今季もアメリカンリーグの首位打者に輝くなど打撃面でもトップクラス。選手間投票による2016年の最優秀選手にも選ばれ、人気、実力ともに大型選手をしのいでいる。
 日本でも近年、小柄ながら「走・攻・守」のバランスがとれた二塁手の活躍が注目を集める。それは、広島カープの菊池涼介(26歳)と、ヤクルトスワローズの山田哲人(24歳)のふたりだ。171cmの菊池は今年、4年連続4回目のゴールデングラブ賞を受賞するとともに、セ・リーグ最多安打のタイトルを獲得している。一方、NPB史上初の2年連続トリプルスリーを成し遂げた山田は、身長こそ180cmながら体重はアルトゥーベとほぼ同じ76kg。線は細いものの、今季も38本の本塁打(セ・リーグ2位)を放つパワーを併せ持つ。
 このふたりには、すでにメジャースカウト陣が目を光らせている。先日行なわれた侍ジャパンの強化試合にも出場し、来年3月のWBCでさらなる活躍を見せれば、さらに注目度は増すだろう。もし、彼らがメジャーに行った場合、アルトゥーベのような活躍はできるのか? 投手の特性、球場の広さの違いはあるものの、現在の成績を比べながら、メジャーでの「活躍必須条件」を探ってみよう。

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