【自転車】TeamUKYO、結成5年で2年連続チーム総合優勝の軌跡

■遥かなるツール・ド・フランス 〜片山右京とTeamUKYOの挑戦〜
【連載・第94回】

 2011年にチームを結成して5年――。片山右京率いるTeamUKYOは国内シリーズ戦「Jプロツアー」で2年連続のチーム総合優勝を果たした。2013年から2015年まで3シーズン連続で個人タイトルを連覇し、チーム総合優勝は2013年、2015年に続き3度目。国内屈指の強豪チームまで成長した彼らの今シーズン終盤の戦いぶりを振り返る。

 10月は毎週のように大きなレースが続き、サイクルロードレースのハイライトといっていい1ヵ月になった。TeamUKYOにとっても、正念場の連続である。この期間の彼らの戦いを、時系列で追っていくことにしよう。

 最初のヤマ場は、10月9日のJプロツアー第19戦「輪島ロードレース」。Jプロツアーの全戦中でも唯一の「AAA」という最高難易度のランキングに設定されたこのレースが、今年の経済産業大臣旗杯(通称:輪翔旗/りんしょうき)となった。

 TeamUKYOからは畑中勇介、住吉宏太、平井栄一、オスカル・プジョル、サルバドール・グアルディオラ、ベンジャミン・プラデス、ジョン・アベラストゥリ、ロドリゴ・アラケという陣容で臨み、輪翔旗2連覇を狙った。

 レースは序盤から激しいアタック合戦が繰り返されたが、序盤から逃げを狙ったプジョルが終盤に独走状態に持ち込んで優勝。プラデスが2位に入ってワンツーフィニッシュを達成した。アラケは7位で、各チームの上位入賞者3名の獲得ポイントで競う団体賞でもTeamUKYOは圧勝となり、2年連続で輪翔旗を獲得。また、この結果により、Jプロツアーのチームランキングで首位に返り咲くことにもなった。

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