鈴木明子が浅田真央にエール。彼女には誰にも負けないものがある

■鈴木明子が語る2016−2017シーズン展望
@女子編

 全日本女王の宮原知子、完全復活を目指す浅田真央、そしてふたりを猛烈な勢いで追いかける樋口新葉もいる――。世界大会で常にメダル獲得が期待される日本代表選手たち。そんな彼女らの「今」を、元日本代表の鈴木明子さんはどのように見ているのだろうか。

―― 昨年の全日本選手権で2位に入った樋口新葉選手は、シニアとして初めて挑んだグランプリシリーズ第4戦のフランス杯で総合3位に入り、表彰台に上がりました。

鈴木明子(以下:鈴木):樋口選手は今シーズンがシニア1年目ですが、持ち前の元気にしっとりとした情感が加わったような気がします。彼女には度胸があり、大きな試合でも堂々と戦っています。強みは、非常に質の高い3回転−3回転が跳べること。ジャンプに入る前の構えが長くないから、プログラムの流れを失うことがない。高さも距離もいいですね。きれいな放物線を描けるのはスピードがあるから。

―― フランス杯でいきなり、その実力を世界に示しましたね。

鈴木:ジュニアからシニアへの移行には、みんなが苦しみます。ジュニアでいい成績を残していても、そのまま通用するとは限りません。何かを変えないと、それまでと同じようには戦えないからですが、樋口選手の場合、自分のキャラクターや長所にプラスアルファを加えることができていると思います。目指す方向がはっきりと見えます。

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