福田正博のJリーグCS展望。浦和は「本物のプレッシャー」に勝てるか

■福田正博 フォーメーション進化論

 2016シーズンのJリーグ王者を決める最後の戦い、Jリーグチャンピオンシップが幕を開ける。

 11月23日に等々力競技場で行なわれる準決勝で、1stステージ王者で年間勝ち点3位の鹿島アントラーズと、年間勝ち点2位の川崎フロンターレが対決。この試合の勝者(引き分けの場合は、年間勝ち点で上回る川崎が決勝進出)が、2ndステージ王者で年間勝ち点1位の浦和レッズが待つファイナルに進出する。決勝戦はホーム&アウェー方式で、11月29日に準決勝の勝者のホームで第1戦が、12月3日に埼玉スタジアム2002で第2戦が開催される。

 準決勝は、夏場以降の戦いぶりを比較すると、川崎F有利と見ていいだろう。川崎Fは年間1位こそ逃したが、主力に故障者を抱えながらチーム一丸となって勝利を重ねた。11月12日の天皇杯4回戦では、浦和に3度もリードを奪われながら粘り強く追いつき、PK戦で勝利を収めている。この試合、中村憲剛、小林悠、大島僚太ら主力を欠きながら最大のライバルである浦和に勝利したことで、チームの士気が上向きになっているのは間違いない。

 問題は、コンディションが万全でない中村憲剛がどこまで復調できるかだ。彼がピッチにいるかどうかで、ゲームメークはもちろん、チーム全体のメンタルの部分で、敵と味方に与える影響は大きい。足のケガの回復具合が気がかりだが、「川崎F=中村憲剛のチーム」と言ってもいいだけに、チャンピオンシップでは最後まで存在感を示してもらいたい。

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