清水エスパルスが危機的状況からJ1昇格を果たした「大逆転」の真相

 クラブ史上初のJ2降格を味わった清水エスパルスが、降格から1年でJ1復帰を決めた。

 前節の第41節を終えて、エスパルスはついにJ1自動昇格圏内の2位に浮上。勝ち点で並ぶ3位の松本山雅FCとは、得失点差で大きく上回っていた。つまりこの土壇場にきて、最終戦で勝てばJ1昇格が決まる状況まで持ち込んだのだ。

 そして迎えた大一番、相手は徳島ヴォルティスだった。徳島も3連勝中と勢いがあったが、その難敵を2−1で撃破。クラブ新記録となる9連勝のおまけつきで、劇的な昇格劇を飾った。

 シーズン終盤、怒涛の快進撃を披露して、奇跡的な逆転昇格を決めたエスパルス。1年でのJ1復帰は、いわゆる「オリジナル10(※1993年Jリーグ開幕時の10クラブ)」のクラブとして、また日本屈指のサッカーどころとしては、当然の結果という声もあるが、決して楽な道のりではなかった。

 開幕4戦までの成績は、1勝2分け1敗。初のJ2の戦いに慣れていないことに加え、結果的に昇格を争った1位のコンサドーレ札幌や松本と、その序盤に対戦したこともあって、この時点で11位と大きく出遅れた。

この記事の続きを読む

1