日本復帰の3A村田透が明かした「日本ハムに入団を決めたわけ」

 まさに青天の霹靂(へきれき)だった。「クリーブランド・インディアンス3A村田透、北海道日本ハムファイターズ入り決定」のニュースが流れたのは、今月の17日だった。この数日前から同様の報道がなされていたが、その時点では、彼がウインターリーグに参戦しているベネズエラの新聞報道を引用した憶測記事にしか過ぎなかった。

 この憶測記事が流れてすぐ本人にことの真偽をメールで確認したのだが、同様のメール、電話が殺到していたのだろう。返事が来たのは数日後だった。

「まだ、自分は何も決めていない。すべてはエージェントに任せています」

 このような内容だったのだが、これを受け取って数時間後に冒頭の発表があった。日本ハム球団からのプレスリリースが出ていたので、今度は疑いようがなかった。

「決めていない」と言っていたが、すでに日本ハムからのオファーは検討していたのだろう。しかし、正式な合意があるまでは決して口外しない。筋道を重んじる実直な村田らしい対応だった。

 昨年3A最多勝の15勝を挙げても、球団の評価は決して高くはなかった。昨年オフ、「来季は最低でも招待選手でメジャーキャンプ」と言い、もしそれがかなわねば、日本復帰やメジャー他球団への移籍もほのめかしていたが、結局、「自分のことを一番分かってくれている」というインディアンス残留を決めた。

 しかし、キャンプは例年通りのマイナースタート。3Aでのシーズンも当初はブルペン待機を命じられ、悶々としたシーズンだったことは想像に難くない。夏場以降は先発に復帰したが、インディアンスが村田をメジャー戦力というよりは3Aの縁の下の力持ちとみなしていることは明らかだった。

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