代表デビュー戦でハットトリック。ドイツの新星・ニャブリは「本物」か

 ミロスラフ・クローゼが檜舞台から退き、ストライカー欠乏症が国内でささやかれ始めていたドイツ。しかし、そんな時期も間もなく終わりを迎えるかもしれない。新たな「点取り屋」として、21歳のセルジュ・ニャブリが名乗りをあげたからだ。

 コートジボワール人の父親とドイツ人の母親のもと、シュツットガルトで生を受けたニャブリは、4歳の時にサッカーを始めると、11歳でシュツットガルトの下部組織に入団を果たす。それからわずか5年後の2011-12シーズンには、育成補償金10万ユーロ(約1186万円)でイングランドの名門・アーセナルに移籍。そして弱冠17歳でプロ契約を結び、2013年9月スウォンジー戦でアーセナル史上2番目に若い18歳76日での初得点を記録する。その姿に、周囲の誰もが「ニャブリの将来は栄光に満ちたものになる」と考えていた。

 しかし膝にケガを負い、長期間の離脱を強いられてしまったニャブリを待っていたのは、アーセン・ベンゲル監督の構想外、そしてウエスト・ブロムウィッチへのレンタル移籍だった。再起をかけ、イングランド中部の都市で半年間を過ごしたものの、残念ながら出場機会は得られず、アーセナルに戻った昨シーズン後半も出番はなかった。

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