岡崎、香川がゴールしても、CLのグループリーグが退屈になったわけ

 岡崎慎司と香川真司がゴールを挙げるなど、チャンピオンズリーグ・グループステージ第5節は僕たち日本人にとって喜ばしいものだった。

 ただ、この大会のグループステージでは、フットボールの醍醐味である番狂わせや衝撃的な結末、ギリギリのせめぎ合いをほとんど目にしていない。第5節を終えた今、あらためて各グループの順位表を見ると、「鉄板」といえる強豪チームが後続を大きく引き離して突破を決めている組がほとんどだ。しかし、これは組み合わせが決まったときに予想できたことだった。

 グループAのパリ・サンジェルマンとアーセナルの間に、ブルガリアのルドゴレツという新興勢力が割って入れるはずもない。グループCのセルティックは、勇気ある戦いで一度はマンチェスター・シティを慌てさせたものの、バルセロナとシティの分厚い壁を、ケルト民族の熱だけで溶かせると思うのはナイーブに過ぎる。今週、グループDのバイエルンは「ロシアのレスター」と呼ばれる無名のロストフに敗れたが、第4節の試合でアトレティコと共に勝ち抜けを決めた後の「消化試合」でのことだ。

 CLのグループステージは退屈になった──。そう感じているファンは少なくないだろう。「この段階ではそんなものでしょう」と考える人もいるかもしれないが、グループステージは予選の一環でなく、「プロパー」といわれるれっきとした本大会なのだ。しかし、今や多くの人が知っている。真の意味での本戦が始まるのは、2月の決勝トーナメントからだということを。

この記事の続きを読む

1