松本山雅、プレーオフ敗退。あとわずかで「痛恨の失点」はなぜ起きたか

 11月27日、松本。J1昇格プレーオフ準決勝、J2リーグ3位の松本山雅は、本拠地アルウィンに6位のファジアーノ岡山を迎え、1−2と敗れている。後半アディショナルタイムに失点という劇的な幕切れ。リーグ上位の松本は、引き分けでも勝ち上がれる有利な条件だったが、その夢は潰(つい)えた。

「引き分けでもいい、という考えはなかった。積極的にゴールに向かっていた。攻めている時間帯に点が取れていたらよかったが......」

 試合後の記者会見、松本の反町康治監督は背を丸め、帽子をかぶったまま、無念を語った。リーグで稼いだ84ポイントは、例年なら優勝しても不思議ではない。秩序あるプレスと高さで負けない守備、両脇から万力で挟み込むような攻撃。セットプレーの得点率も抜きん出て高かった。必勝パターンを持ち、今シーズンのJ2で最も論理的なチームと言えた。

「J1から落ちてきて、同じことをやっても成長はない。時間をかけ、ボールを動かす、"流れるルート"を作ってきた。その成果は、今日の90分でも出せたと思う。結果が出なかったのはつらいが、悔いなくやった。(昇格を逃したのは)全て私の責任。しかし、90分を過ぎたあそこで(敵選手が)フリーになるとは予測できなかった」

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