首位ニースの原動力。あの悪童バロテッリが真面目にプレーしていた

 大方の予想を覆し、大混戦の様相を呈(てい)している今シーズンのフランスリーグ「リーグ・アン」。わずか勝ち点3ポイント差のなかに上位3チームがひしめき合い、「パリ・サンジェルマンが独走でリーグ5連覇を達成する」という開幕前の鉄板予想を大きく裏切る展開となっている。

 その主役の座を担っているのが、伏兵OGCニースだ。第15節を終えた時点での成績は11勝3分け1敗。序盤につまずいた優勝候補筆頭のパリ・サンジェルマンや、対抗馬のASモナコとオリンピック・リヨンを尻目に、ニースは開幕から11戦負けなしの好調ぶりで首位を快走中だ。6連勝後の第12節で格下カーンに足もとをすくわれたものの、いまだにホーム無敗を続けるなど、リーグ前半戦の「台風の目」となっている。

 そんななか、とりわけチーム躍進の原動力として脚光を浴びているのが、天才にして悪童としても知られるFWマリオ・バロテッリだ。

 かつてイタリア代表ストライカーとしてその地位を築き上げたバロテッリは、2014年ワールドカップ以降は所属クラブで不振を極め、リバプールで戦力外となった後、昨シーズンはACミランにレンタル移籍した。しかし、古巣復帰でトップフォームを取り戻すかと思いきや、度重なる故障もあってミランでも戦力外扱いとなっている。以前はあれだけメディアを賑わせていたピッチ外の話題もめっきりと減り、このままでは20代半ばにして過去の人になってしまいそうな「負のスパイラル」に陥っていた。

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