本田圭佑の復活を予言したモンテッラ。「五指に入る模範的プロ選手だ」

■オフィシャル誌編集長のミラン便り2016〜2017(13)

 かつて『全ては一夜のうちに』というハリウッド映画があった(邦題は『眠れぬ夜のために』)。不眠症の男が一夜の間に様々な事件に巻き込まれるというアドベンチャーコメディだ。日曜日のランチタイムに行なわれたミラン対クロトーネ戦での本田圭佑の気持ちは、さしずめ「全ては10分のうちに」といったところだろう。途中交代で後半36分から出場した本田。彼がプレーした時間はほんの10分ではあったが、それでも今後の希望につながるかもしれない可能性を見せた。

 それまでの80分間、ミラン自身に多くの出来事が起こっていた。まずは先制され、その後同点に追いつき(マリオ・パサリッチのゴール)、PKを得たと思えば失敗し(キッカーのエムバイェ・ニアングはあまり集中せずにボールを蹴り、相手GKにセーブされてしまった)、重要なゴールチャンスも数回逃してしまった。

 しかし、とにかくヴィンチェンツォ・モンテッラ率いる2016〜2017のミランは、よく走り、よく戦う。たとえ息が切れ窮地に陥っても、また明晰さを取り戻して、ついには勝利を手に入れるチームであることを、この試合でもまたも証明してみせた。

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