なぜか失点しない鹿島。神がかった「勝負強さ」で初のクラブW杯決勝へ

 クラブ世界一を決める大会に、新たな歴史が刻まれた瞬間である。

 クラブワールドカップ準決勝。今季のJ1王者であり、開催国代表の鹿島アントラーズが、南米王者のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)を3−0で下し、日本勢としてはもちろん、アジア勢としても初となる決勝進出を果たした。
「過信していた部分があったかもしれない。鹿島は効率的にゴールを決め、我々はそれができなかった。大きなチャンスは何回もあった。それによって、やれると過信したことが大きな間違いだった」

 アトレティコを率いるレイナルド・ルエダ監督は険しい表情で、受け入れがたい敗戦をそう振り返った。負けてはいけない、いや、負けるはずがない試合で負けたのだから、実力以外の何かにその理由を求めたくなる気持ちはよく分かる。だが、試合前日の記者会見を見聞きする限り、南米王者に過信や油断は感じられなかった。

「鹿島は競争力の高いチームで、魅力的なサッカーをする。ここ数試合、いい結果を出しているし、南米のチームとも対等に戦える」

 コロンビア人監督の言葉からは、過信するどころか、想像以上に鹿島を警戒している、そんな印象を受けた。

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