元Aクラス請負人・久本祐一が目指す「現役選手みたいな打撃投手」

 今季終了後に、自身3度目となる戦力外通告を受けた広島東洋カープの左腕、久本祐一(37歳)。現役続行に向けてトライアウトに参加したが、どこからもオファーはこない。そんな失意の夜に、古巣・中日ドラゴンズの落合博満GMから1本の電話が入る。禅問答のように言葉数は少ないながらも情が込められた落合GMの話を聞いた久本は、中日の打撃投手に転身することを決意した。

 現役時代の久本は、プロ入りした2002年から引退した2016年まで、在籍したチーム(中日、広島)がすべてAクラスだった。唯一、広島がBクラス(4位)になった2015年シーズンにはリハビリ期間の育成契約だったので、支配下選手ではない。そんな強運の持ち主でもある久本に、両球団の違いについても聞いてみた。

── 久本さんはプロ野球で在籍したチームが常にAクラスの成績でした。それゆえファンやメディアに「Aクラス請負人」と呼ばれたこともありますが、何か特別な"勝ち運"みたいなものを、お持ちなんですか?

久本:いやいや、たまたまです(笑)。それぞれのチームのみんなが頑張ったからですよ。ただ、後々になって、みなさんがそう言ってくださるなら、うれしいですが。

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