冗舌になったベッカムが語る。 「最高の選手はジダンとロナウド」

【サイモン・クーパーのフットボール・オンライン】
■デイビッド・ベッカムの変身(後編)

 ヨハネスブルクで開かれたイベントで、まだデイビッド・ベッカムは語っていた。彼はスピーチのトレーニングを受けたらしく、あのベッカムとは思えない冗舌さで話し続けた。

「これまで最高の経験と思えるものは、すばらしい家族を持ったことです」と言ったあと、ベッカムはさらに「でも、自分のキャリアで最も誇りに思えるのは......」と続けた。僕は彼が、99年のチャンピオンズリーグ優勝のことを持ち出すのだろうと思った。ところが、ベッカムはこう言った。

「......母国のキャプテンを務めたことです。ピーター・テイラー(イングランド代表で2000年に1試合だけ監督代行として指揮を執った)にキャプテンの腕章をもらったときが、私個人の最も誇らしい瞬間でした。チームを、選手たちを、そして国を、ワールドカップの決勝(ファイナル)に導ける......」と言って、ベッカムはあわてて言い直した。「......ワールドカップの本大会(ファイナルズ)に導けること以上にすばらしいことはありません」

「私はイングランド人であることを、とても誇りに思います。自国のキャプテンを6年にわたって務めましたが、私は生まれついてのリーダーではありませんでした。でも私は、ハードなトレーニングをしました。そしてありがたいことに、そんな私についてきてくれるチームメイトが周囲にいました。それが私なりのリーダーシップでした」

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